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今回から、教育にまつわるマネープランや保険のこと等々について全6回のシリーズで掲載しています。
第3回と第4回は、高額になる教育費のまかない方について様々な角度から解説していただきます。

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◆ 第3回 教育費に関する「2つの現実」B◆
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 ファイナンシャルプランナーという仕事柄、家計や貯蓄のご相談をお受けする機会が多いわけですが、とりわけ、お子様の教育費に関するお話には強いご興味を示される親御さんが非常に多くいらっしゃいます。

 「教育」という分野と「お金・金融」という分野は、相容れない雰囲気がありますが、やはり、現実的なものとして把握すべき事や計画的に準備すべき事がたくさんあります。

お子様の可能性を最大限発揮するために、親としてできる範囲の経済的なバックアップは欠かせません。またそれは、親としての最大の責任だといえるでしょう。

 そこで、皆さんもきっと関心があると思われる、「教育費の実態」と「教育費の準備方法」にかかわる様々なデータをご覧いただきたいと思います。


ファイナンシャルプランナー
勝又 千鶴子 さん

「保険」や「投資」の分野が専門。特に、より様々な生活スタイルのパターンを持つ女性からご相談をお受けするケースが増えている。


 ◆現実B どうやって高額な教育費をまかなっているの?

前回までは、幼稚園から大学を卒業するまでに、いくらくらい費用がかかるのかというお話をしてきました。
いわゆる教育費と学校以外の活動費、入学時にかかる費用と毎月の費用・・・様々な角度から見ていただけたのではないでしょうか?

 さて、今回は実際にその費用をまかなう方法には、どんなものがあるのかをお話したいと思います。


●学資保険
 まず、皆さんが思い浮かべるもの、又、既に利用されているものに「学資保険」があると思います。
 この保険自体の説明は、以前のコラムをお読みいただきたいのですが、この学資保険で、どこまでカバーできるか?
 を検証してみます。

 学資保険には、みなさん、どれくらい入っているのでしょうか?・・・実際、この保険に加入されているお客様は、毎月の積立可能額を目安にしてらっしゃる方が多いです。例えば、お子様一人当たり、月に 5,000円〜20,000円で、積み立てられている方がほとんどです。

 もちろん、「教育費は、いくら必要なんでしょうか?」というご質問に対し、前回の資料をお見せします。ですが、1,000万円くらいを今から積立だけで全て準備しようとしたら、毎月4〜5万円積み立てなければいけない計算になりますので、“まずは、始められるところから”ということで、月々の予算の許す範囲でスタートされているというのが実情です。

 実際の、学資保険をみてみましょう。
 最近のマネー雑誌にもよく登場する「ソニー生命の学資保険」(2008年5月現在の料率)を例に取り上げます。

 例)<設定条件>  ◆お父さん 30歳、お子様 0歳
              ◆お子様の年齢で18歳を満期とする
              ◆ソニー生命の学資保険(2008年5月現在)を利用した場合
              ◆毎月の積立額は、約 10,000円 (実際の掛け金「10,200円」)

以上の設定からしますと、

  積立総額は、「10,200円×12ヶ月×18年間= 2,203,200円

  受取額は、「12歳の時:45万円」+「15歳の時:45万円」+「18歳の時(満期):150万円」=「合計240万円

  ※ちなみに、金融商品としての学資保険を検証しますと、「年利 約0.5%」の商品となりますね。

 いかがでしょうか?
 12歳の時というのは小学校の卒業(=中学校への入学)、
 15歳の時というのは中学校の卒業(=高校への入学)、
 18歳の時というのは高校の卒業(=上位学校への進学時)と想定しています。

 18歳時の150万円というのは、どう考えたら良いでしょうか?
 例えば、受験費用、入学金、入学の準備費用といったイメージになると思います。その後の、毎月・毎年の教育費は、別途考えていかないといけません。
 もちろん、高校生までの教育費を毎月まかなっていたわけですから、増加する分をどう考えるかということなるでしょう。ただ、ご兄弟がいる場合は、同時に2人3人の教育費用が重なってくるので、非常に大きな負担となる場合が多いわけです。

  ということで、この教育費をカバーするその他の方法もご案内したいと思います。


●「奨学金」と「教育ローン」
 どちらも、教育費目的のためにお金を借りる方法です。使い道は同じでも、利用するに当たり、様々な違いがありますので、まずは、両社を比べて見てみましょう。大学に進学される場合を取り上げてみます。

  奨学金
教育ローン
取扱機関 日本学生支援機構(旧日本育英会)、各自治体、大学 など 国、大学と提携した金融機関、民間の銀行など
審査基準 @学力基準
A家計基準の両方を見る(親の収入や家族構成などによる)
返済可能かどうか
(通常のローンと一緒)
借入可能額 月2万〜10万程度。
(年間で24万〜120万円)
200万〜500万程度
金 利 2%程度。(無金利のものもある。) 国の教育ローン 2.2%
(金融機関 2〜7%など様々)
金利決定時期
卒業時(返済開始時) 融資決定時
借入れる人(=返済義務者) 学生自身 保護者(親)
返済方法 卒業後から。(毎月1〜2万円程度) ローン開始翌月から。
(@金利のみの場合もあれば、 A元利合計の場合もあり)
申請方法 各制度により様々。
高校在学中からのものや大学入学後申請のものもあり。
随時

 まずは、一覧で見ていただきました。

 大きな違いとしては、まず返済開始の時期です。奨学金が、卒業後に返済開始なのに対し、教育ローンは、借り入れた翌月から返済開始です。大学と提携をしている金融機関の中には、元金は据置で金利の返済のみの場合もありますが、多くは、元本の返済がスタートします。結果的には、毎月のキャッシュフローは変わらないことになります。むしろ、金利分の出費が多くなります。

 ただ、奨学金の審査は、多くの書類を提出したりなど手続きが煩雑かつ、基準が厳しくなっており、申請したからといって、必ず利用できるとは限りません。もし、審査が通らない、給付金の受取が間に合わないという場合は、(金融事故のないご両親であれば)教育ローンを利用することになるでしょう。

 それぞれ、多くの奨学金制度やローンの種類が存在します。利用する条件や給付(貸与)額にも違いがありますので、次に、それぞれ詳しく見て行きましょう。


 「第6回 現実E 親としての「経済面」における責任」はここをクリック!
 「第5回 現実D 親としての「経済面」における責任」はここをクリック!
 「第4回 現実C どうやって高額な教育費をまかなっているの?続編」はここをクリック!
 「第2回 現実A 教育費ってそもそもいくらくらいかかるもの?(大学)A」はここをクリック!
 「第1回 教育費に関する「2つの現実」@」はここをクリック!

  ファイナンシャルプランナー 勝又千鶴子さん

 ホームページ http://www.asset-guardian.co.jp/
 メール katsumata@asset-guardian.co.jp

 「出張セミナー(勉強会)の開催」も行っております!詳細は下記ボタンをクリックしてください。


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